お墓に砂利は良くない?その謂れをご存知ですか?
お墓に砂利を敷くのは良くないと言われているけど、本当なのかな・・・?
あなたはこんなことで悩んでいませんか?
確かに、お墓に砂利を敷くのは良くないという話は、聞いたことがありますよね。
でも、ほとんどのお墓には、砂利が敷かれていませんか?
じゃあ、お墓に砂利を使うのは良いことなのか?というと、そんなに単純なことでもないのです。
この記事では、お墓に砂利を敷くのは良くないと言われる理由について調べてみました。
お墓に砂利は良くない?その理由とは?
お墓に砂利を使うのは良くないと言われるのは、昔から言われる、「お墓の地面を固めてしまうと、お墓に入る故人様が息ができなくなる」、という謂れからです。
これは、昔はどこでも土葬が普通でした。
この「土葬」において、遺体を火葬せずに、棺桶のまま故人様を土に埋め、その上から土を被せますよね。
その上から砂利で地面を固めてしまうと、故人様が息ができなくなるというのは、なんとなく分かる気がしませんか?
まぁ、棺桶の上に土を被せる時点で、すでに息はできないでしょうが・・・。
ただ、現在でも骨壺を納める部分(カロート)だけは土のままになっています。
また、お墓に砂利を敷くことは、
- ウキを使っての掃き掃除が出来なくなってしまう
- 時間が経つにつれて、砂利そのものに苔が生えて汚れてしまう
というデメリットもあります。
だから、お墓に砂利を敷くのは良くないと言われるわけです。
お墓に砂利を敷くのは良くない?雑草を抑えることができる?
もちろん、お墓に砂利を敷くことで、雑草を抑える効果が期待できます。
しかし、砂利だけでは完全にお墓を覆うことはできませんので、結局雑草は生えてきます。
防草シートを敷く、という手もありますが、前途の通りお墓の上を固めるのはあまり良くありませんので、あまり手を加えることはお勧めできません。
お墓に草が生えないようにしたい!コンクリートで覆うとダメなの?
お墓に草が生えないように、コンクリートで覆うとダメなの?という方もいらっしゃるでしょう。
確かに、お墓の周りをコンクリートで覆うことは可能ですし、そういうお墓も実際にあります。
しかし、それは墓相(墓相)では凶とされています。
これは、お墓をコンクリートで固めてしまうと、ご先祖様が息が出来なくなる、という昔からの謂れからです。
もちろん、そういった墓相を気にしない方もいらっしゃいますので、ここは人それぞれです。
もし、お墓をコンクリートで固めるのが抵抗がある場合は、永代供養で遺骨をお墓に任せる、樹木葬で木の根元に埋葬し直す、遺骨を海に撒いて供養する、という方法もあります。
近年では、そもそもお墓を手放す「墓じまい」を選択される方も増えていますので、供養にも様々な方法があるわけです。