墓じまい 良くない

墓じまいは良くない?仏教での価値観を解説

 

「お墓が遠方にあって、どうしても放置しがちになる・・・」
「いっそのこと、放置したままにしようかな・・・」
「でも、墓じまいは良くないと言うし、大丈夫かな・・・?」

 

あなたはこんなことで悩んでいませんか?

 

この記事では、お墓を放置していると最終的にはどうなるのか?墓じまいは良くないと言われるのは本当か?を分かりやすく解説していきます。
墓じまいやお墓のことでお悩みの方の参考になれば幸いです。

 

墓じまいは良くない?先祖の祟りがある?

まず、仏教での観点での話ですが、亡くなった人というのは現世での行いによって極楽浄土あるいは地獄へと送られます。

 

ですから、亡くなった方やその魂がその後現世に戻って来て悪さをする、というような考えはないのです。
お葬式や法要は、亡くなった方が無事に極楽にたどり着けるようにと行うもので、祟らないように、と行っているわけではありません。

 

また、仏教でも浄土真宗では亡くなったと同時にその人は仏様となって浄土へ導かれますので、成仏できないということがあり得ません。

 

従って、お寺のお坊さんに「墓じまいをすること」の良し悪しを訪ねれば、宗派によって根拠は多少違うものの、「きちんと供養して改葬してあげれば全く問題ない」という答えが返ってくるはずです。

 

墓じまいは良くない?起こり得るトラブルの例

離檀料にまつわるトラブル

まずお世話になっているお寺に対して、墓じまいをすると伝えたときに起こってしまうトラブルです。

 

墓じまいをすると、そのお寺の檀家をやめることになります。

 

檀家とは、住職の方に先祖供養してもらう代わりに、そのお寺の金銭的な後ろ盾として、お布施を支払う家系のことです。

 

檀家をやめる際、今までお世話になったお礼として、離檀料を支払うのが習わしとなっています。

 

ところがこの離檀料、お寺側からすると突然今までの収入がなくなることになるので、思わぬ高額な請求になることがあります。

 

石材店との墓石撤去料にまつわるトラブル

石材店との間のトラブルも起こりがちです。

 

お墓の建っている区画は多くの場合、墓地管理者に対して永代使用料を支払い使わせてもらっています。

 

そのため、墓じまいをするときは、墓石を撤去したあとに借りていた土地をきれいな更地に戻し、返却する必要があります。

 

それらの作業を依頼するのが石材店になるのですが、撤去料が思いも寄らない高額な請求となることがあるのです。

 

例えば、お墓の通路が狭く重機を使用することができない場合や、連結墓所といって複数のお墓で共同の土地を使用している場合などは、通常よりも手間暇がかかるため、見積もりが高くなってしまうことがあります。

 

移動先でのトラブル

移動先でのトラブルも起こりがちです。

 

墓じまいをしたあとは、別のお墓に遺骨を移すという方が多いでしょう。

 

次のお墓についてもきちんと検討した上で選ばなければ、せっかく墓じまいをしたにもかかわらず、納得のいかない墓地を使用することになる可能性もあります。

 

墓じまいせずに放置するとどうなる?

近年、少子高齢化や晩婚化が進み、お墓の後継者が減少している事実をご存知ですか?
そんな時代ですから、放置されるお墓も増えてきてしまっており、社会問題になりつつあります。

 

では、お墓を墓じまいしないとどうなるのでしょうか。

 

公営墓地や民間墓地は墓じまいされない

公営墓地や民間墓地にお墓がある場合、勝手に墓じまいされることは基本的にはありません。

 

公営の墓地の場合、放置されたお墓を撤去・解体し更地にするための費用は税金で賄われます。
ですので、墓じまいの費用の捻出が難しいのが現状です。

 

また、民間墓地の場合、墓地自体に空きがあれば、勝手にお墓が撤去されることはないなずです。

 

ただし、管理料を滞納し続けると、訴えられることもありますので、そこは注意が必要です。

 

お寺によっては墓じまいを拒否されることもある

お寺によっては、遺体を土葬していた風習から、「遺体はいつかは土に還るのだから、墓じまいは必要ない」と、墓じまいを断られる場合もあります。

 

このようなお寺にお墓がある場合、墓じまいは考えなくてよいでしょう。

 

しかし、このような考えのお寺はごく一部です。
後継者がいないお墓は、一定期間を過ぎると解体し、遺骨は無縁仏として処理されるケースも。

 

ですので、お寺にお墓がある場合は、事前に相談しておくと安心でしょう。

 

墓じまいをしないとどうなる?墓じまいをするべき場合

墓じまいをしないと、やがてはお墓が取り壊され、無縁仏扱いにされる可能性が高いことが分かります。
ですので、墓じまいはしたが良いのです。

 

では、墓じまいをした方が良いパターンを見ていきましょう。

 

高齢で管理が難しい

 

高齢のため、お墓に出向くのが難しい場合、墓じまいを検討した方が良いでしょう。

 

お墓が近くにある場合でも、高齢になると通うことが困難になりますし、掃除なども難しくなります。

 

管理費が負担になっている

お墓の管理費が大きな負担になる場合も、墓じまいを検討した方が良いパターンです。

 

お墓の管理費は、墓地内の清掃や整備、掃除用具の管理、水道料金など、多岐に渡りますが、当然、お墓がある限り、支払いから逃れることはできません。
お墓の管理費が負担になっているなら、墓じまいを検討した方が良いでしょう。

 

お墓を継いでくれる人がいない

子供が遠方で暮らしている場合や、子供にお墓を継ぐ遺志がない場合、墓じまいを検討した方が良いでしょう。
墓じまいをしないと、お墓が荒れ果てて、無縁仏になってしまう可能性が高いので、そうなる前に墓じまいを行いましょう。

 

 

墓じまいは良くないというのは間違い

墓じまいをすると、ご先祖様の供養をないがしろにしているようだと感じる方もいると思います。

 

ただ、お墓の中にいるご先祖様の気持になって考えてみると、お墓の世話ができずお墓参りに行けないということは、
会いに来てくれる人がおらず荒れ果ててしまった家で寂しく過ごすということです。

 

そう考えると、簡単に会いに行くことができ、世話や供養もお寺のご住職が行ってくれる、
納骨堂や永代供養墓に引っ越すことはご先祖様にとっても良いことだと思いませんか?

 

何よりも大切なのは、ご先祖様はもちろん、生きているご家族が納得できるお墓の管理を行っていくことです。

 

お墓は一人だけの考えで突っ走るような軽い物ではありません。
必ず関係のある方でしっかり話し合って結論を出すようにしてください

最後に

管理人から心を込めたメッセージ

 

最後まで当サイトの記事をご覧頂き、誠にありがとうございます。

 

 

私自身、お墓の管理については非常に苦しみました。
私は長男なのですが、子供がいません。

 

 

しかし、弟の子供もお墓を継ぐ遺志がなく、
かと言って自分の代で先祖代々からのお墓を畳んで良いものか・・・と、非常に悩んだ経験があります。

 

 

そんな時、あるご縁で出会ったのが、とある「お墓の専門家」でした。

 

 

彼に相談し、適切なアドバイスを受け、「墓じまいは別に恥ずかしいことではない」ということが実感でき、
スムーズに墓じまいを行い、気持がかなり軽くなりました。

 

 

そんな彼は、現在「お墓さがし」でアドバイザーを行っています。
あなたが今、墓じまいのことでお悩みでしたら、是非、「墓石ナビ」にご相談下さい。

 

 

間違いなく、不安が軽くなるはずです。

 

 

あなたと同じ悩みで苦しんでいた私だからこそ、あなたの苦しみは痛いほど理解できます。
一刻も早く、あなたもそのお悩みから解放されて頂きたいのです。

 

 

最後になりましたが、「お墓さがし」との出会いが、あなたのお悩みを解消し、
人生を変える一助になることを心から願っております。

 

 

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